
この点については、やはり忙しい社会人の方からの質問が非常に多いです。
仕事がある、育児がある、介護がある。そういった中で、「休みの日に採用説明会へなかなか行けないけれど、どうしても無理をしてでも行った方がいいのか」という相談は本当に多いところです。
そこで今回は、この点について私たちなりに解説していきます。
では早速、筒井先生。特別区経験者採用では、採用説明会には行っておいた方がいいのでしょうか。

理由は3つあります。
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(1)得られるものが必ずあるから

説明会は、各区・各組合の方が受験生に対して、見せたい部分や「ここがおすすめです」「ここは知っておいてください」という点を、わざわざ説明してくれる場です。
言ってみれば、お店側のおすすめメニューを、向こうからプレゼンしてくれるようなものです。
だとしたら、そのお店でこれから働こうとしている、区役所職員になろうとしている皆さんにとって、何かしら得られるものがあるはずだと私は思います。
万が一、説明会に行ってみて「それほど意味はなかった」と感じたとしても、それ自体が1つの経験であり知恵です。
それが分かれば、「では今後、自分はこの区の説明会には行かなくてもいいかな」といった判断材料になりますよね。
だから、行って何も得られなかったとしても、「何もなかった」という経験は絶対に役に立つはずです。
行けば何かを持ち帰れる。仮に収穫が少なくても、それ自体が判断材料になる。 だから私は、基本的には行った方がいいと考えています。
(2)面接で聞かれることがあるから

実際、面接に入ってから「特別区の説明会に参加したことはありますか」と聞かれたり、あるいは最終合格後の区面接で、「うちの区のイベントや説明会に行ったことはありますか」「何か印象に残っていることはありますか」と聞かれたりすることはあります。
そう考えると、やはり行っておいた方が心理的に安心しやすいでしょう。
もちろん、説明会に行っていないからそれだけで不利になる、という話ではありません。ただ、参加していれば具体的に答えやすいですし、自分の中でも整理しやすいと思います。
これも行っておいた方がいい理由の1つです。
(3)やれることは全部やっておいた方がいいから

少し余談になりますが、ワンピースの話をさせてください。具体的には、マリンフォードの頂上戦争です。ルフィが兄のエースを助けに行きます。しかし、あと少しというところで体に限界が訪れました。
その時にルフィは、イワンコフに向かってテンションホルモンを打ってくれと頼みました。しかしイワンコフは、「テンションホルモンを打ったら、あなた後遺症で大変なことになるわよ」と忠告するのです。
それでもルフィは、「やれるだけやって死ぬんだったらいい」と言う。

『ONE PIECE』尾田栄一郎
そしてイワンコフにテンションホルモンを打ってもらい、再び前へ進めるようになります。
この覚悟は、受験生が見習うべきものだと思っています。
例えば皆さんが、説明会に行っていない状態で本試験を受けたとします。そこで、もしあと1点足りなくて不合格になったとしたら、「説明会に行っておけばよかった」と思うはずです。
私は、そういう後悔を残すべきではないと思っています。
だから、自分自身が全力でやってきたんだと自信を持つためにも、やれるべきことは全部やるべきです。説明会に行けるなら、行った方がいい。私はそう考えています。
少し根性論に聞こえるかもしれませんが、私はそう考えています。

仕事がある、育児があるということで、物理的に行けない方もいると思います。
また、特別区経験者採用の場合には、本当に北海道から九州・沖縄まで受験生がいますので、遠方だから行けないという方もいるでしょう。
そういった時には、何もリアルだけじゃなくてOKです。
例えば今、オンラインでの説明会もありますので、遠方で行けないという方は、ぜひオンラインの説明会に参加すると、それでも十分かなと思います。
さらに、特別区の公式サイトには過去の説明会のアーカイブもありますので、そうしたものも見ておくとよいでしょう。
面接で見られているのは「参加したか」だけではない

ただ、この質問の本質は、単に参加したかどうかを聞きたいわけではありません。
本質は、そのくらい熱意を持って特別区について調べてきましたか、という点を確認したいということです。
したがって、仮に採用説明会に行けなくても、他の部分で代替すれば十分にカバーできます。この点は安心してください。
行けなくても熱意を示す方法はある

その方は離島在住で、本島に行くにも時間がかかり、東京の説明会にはなかなか行けません。そこで面接官に対して、「採用説明会はリアルでは行けなかったんですけども、オンラインの説明会に参加しました。過去のアーカイブも全部見ました。区の広報誌も見ましたし、各種計画書も目を通しました!」と言ったんです。
つまり、採用説明会に行けない代わりに、こうやって自分なりにいろいろ調べてきましたということを、面接官に伝えたのです。
その結果、面接官から「非常に熱意を持って取り組んでいましたね」と褒めてもらったそうです。
その方は非常に上位で合格しまして、第一希望区の方にも内定をもらっておりました。
少し話が広がりますが、採用説明会に行くことだけが熱意を示す行動ではありません。説明会に行きつつ、さらに自分なりに情報収集もしてほしい、というのが私からのプラスアルファのアドバイスです。

ちなみに、面接対策としての区役所訪問については、下記の記事で詳しく解説しています。

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