【特別区経験者採用】順位にこだわるべき理由

今回は、特別区経験者採用 順位にこだわるべき理由というテーマでお届けします。

特別区経験者採用に最終合格すると、自宅に合格通知が届き、そこには「最終合格の順位」が記載されています。この最終合格の順位について、可能な限り上位合格を目指しましょう、というのが今回のメッセージです。

「どうして上位での合格を目指さなければならないのか」「順位にこだわる必要があるのか」「とりあえず最終合格すればどこかの区には入れるのではないか」と感じる方もいるでしょう。

しかし、高い順位を目指すべき理由は明確にあります。今回の記事で取り上げるのは、その理由です。

このサイト以外にも、Gravityでは特別区経験者採用での合格を目指す皆さんに向けて、公式YouTubeチャンネルで情報発信も行っています。特別区経験者採用を受ける方は、ぜひチャンネル登録をお願いします。

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【特別区経験者採用】順位にこだわるべき理由

希望区から呼ばれるため

1つ目は、希望区から呼ばれるためです。

最終合格した後の話になりますが、最終合格しただけでは特別区で働けるわけではありません。

ご存知の方も多いと思いますが、最終合格後には各区での面接、通称「区面接」を受ける必要があります。区面接については、最終合格発表の当日にどこかの区・組合から連絡が来て、その区で後日面接を受ける流れです。

最終合格の順位が比較的良い場合には、申込み時に希望した3つの区のどこかから連絡が来る可能性が高いでしょう。しかし、順位が低くなればなるほど、希望区とはまったく関係のない区から連絡が来てしまう可能性が高まります。

補足すると、こうした変化が生まれたのは2022年からです。2022年より前は、基本的にこうしたことはありませんでした。最終合格さえすれば、自分の希望区から連絡が来て、そこで働くことができたのです。

しかし、2022年からは明らかにトレンドに変化が生じています。順位が低いと希望区ではない区から連絡が来てしまう、ということが多発しているのです。

「それの何が悪いのか」「希望区外から呼ばれても困らない」という方もいるかもしれません。そこで、この問題を具体的に考えてみましょう。

この記事を読んでいる方の中には、神奈川県にお住まいの方も大勢いると思います。神奈川県にお住まいの方であれば、自宅から近いということで大田区を希望しているかもしれません。そうした方は比較的よく見かけます。

ここで、大田区が第1志望だったものの、最終合格の順位が振るわず、たとえば足立区から呼ばれたとします(あくまで仮想的な例であり、足立区に人気がないという意味ではありません)。

この場合に何が問題かというと、単純に通勤時間が片道で1時間延びることになります。往復なら、1日2時間長くなる計算です。

この記事を読んでいる方の多くは、家庭があり子育てをしているなど、簡単には住む場所を変えられないでしょう。その場合、自分が住んでいる場所とまったく違う場所から連絡が来てしまうと、働き始めてからの通勤時間が非常に長くなってしまいます。

つまり、分かりやすくネガティブな影響が出てしまうのです。もちろん、これは1つのネガティブな影響にすぎません。

皆さんにとっても、望まない区から連絡が来るより、自分が入りたい区から連絡が来たほうが嬉しいに決まっています。その意味でも、希望区からしっかり連絡をもらうために、順位にこだわったほうがよいというのが私の考えです。

なお、希望区の選び方については下記の記事で解説しています。

採用漏れを避けるため

2つ目は、採用漏れを避けるためです。

まず「採用漏れ」とは何かについて簡単に触れておきます。採用漏れとは、最終合格したにもかかわらず、どの区からも内定を得られなかった状態のことです。

「採用漏れはあるのか」「そもそも区面接で落ちることなどあるのか」と感じる方もいるでしょう。

従来、特別区の区面接で採用漏れになったり落ちたりすることはありませんでした。そのため、少し前に書かれたインターネットの記事を読むと、「そういったことはない」と言い切っているものが多いのです。

しかし残念ながら、この点についても2022年からトレンドが変化しています。皆さんからすると、

ジーク・イェーガーの場面(『進撃の巨人』)

『進撃の巨人』 諫山創/講談社

という気持ちになるでしょうが、2022年・2023年と、実際に採用漏れ・区面接で落ちた方を私たちは観測しています。

これを踏まえると、皆さんが受験する年においても、採用漏れや区面接で落ちることは十分に起こり得る事態です。

そして、採用漏れや区面接で落ちた方の最終合格の順位はというと、やはり芳しくないケースが多い。率直に言えば、順位が低い方のほうが圧倒的に採用漏れ・区面接で不合格になっている傾向が確認できます。その意味でも、高い順位を目指すべきです。

皆さんにとって最悪の事態は、最終合格したのにどの区からも内定を得られないことでしょう。これが最も避けたい事態だと思います。

「最終合格しているのだから、次の年は区面接からやり直せるのではないか」と考える方もいるかもしれません。しかし、そうはいきません。

残念ながら、最終合格の権利が有効なのは1年間だけです。最終合格したものの採用漏れになった場合、次の年は区面接からの再スタートではなく、もう一度筆記試験からやり直さなければなりません。地獄のような状況です。

教養試験も課題式論文も職務経験論文も、もう一度やらなければならないのです。これは絶対に避けたいところでしょう。採用漏れを避けるために可能な限り高い順位を目指すことは、非常に重要な観点だと私は考えています。

なお、採用漏れについては下記の記事で解説しています。

2級職の場合は?

ここまで読んで、「最終合格の順位は大事なのだな」「順位にもこだわろう」と感じた方が多いと思います。

ただし、特別区経験者採用試験についてすでにある程度知っている方は、次のような疑問を抱くかもしれません。2級職の場合はどうなのか?

実は、1級職の場合は合格通知に最終合格の順位が記載されていますが、2級職の場合は合格した旨は書かれているものの、最終合格の順位は明示的には記載されていません。そのため、「順位にこだわらなくてもよいのではないか」と考える方もいるでしょう。

しかし、この点についてもそうはいきません。確かに2級職の合格通知に順位は明示されていませんが、その代わりに「登録番号」という番号があります。

確定的なことではありませんが、私たちGravityは、この登録番号が順位に準ずるもの、あるいはそれに近いものではないかと見ています。

2級職においても、自分の希望区から呼ばれている方と希望区外から連絡が来た方は、はっきりと分かれます。傾向として、登録番号の値が小さいほど、希望区から連絡が来ている方が明らかに多いのです。

逆もまた同じで、登録番号の値が大きいほど、希望区外から連絡が来ている方が明確に多いとGravityでは確認しています。繰り返しになりますが、来年以降は傾向が変わる可能性もあります。

いずれにしても、「順位は記載されていないから論文のスコアにこだわる必要はない」「面接試験もそこそこ話せればよい」という認識は、明らかに妥当ではありません。

2級職の方も、最終合格の順位は明示されていないものの、可能な限り論文も面接もハイスコアを狙い、少しでも良い点数で最終合格する。このマインドセットは非常に重要です。

この記事を読んでいる皆さんは、可能な限りハイスコアでの合格、高い順位での合格を目指し、順位にこだわる気持ちを持ってください。

なお、特別区経験者採用の採用漏れについては、下記の記事で詳しく解説しています。

【特別区経験者採用】採用漏れはありますか?
特別区経験者採用に採用漏れはあるのかを解説。最終合格したにもかかわらず各区から内定を得られない「採用漏れ」の実態と、備えておきたいことをお伝えします。

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この記事の筆者
筒井夢人

公務員試験「社会人採用」専門予備校Gravity副代表兼専属講師┃元TAC講師┃元公務員┃特別区経験者採用(15位合格・新宿区内定)他多数の合格経験┃このサイトでは特別区経験者採用の対策について発信しています。

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