【特別区経験者採用】面接対策はいつから?

【相談内容】

筒井先生、お世話になっております。来月の特別区経験者採用を受験する30代の社会人です。

Gravity様の模範答案と先生の動画を参考にしながら少しずつ対策を進めています。今日は2次試験対策の相談でフォームより質問を送らせていただきました。

私は面接に対して強い苦手意識があります。コツコツと勉強するのが得意なので筆記は突破できると思いますが、その後の面接がどうしても不安です。

そこで質問ですが、この場合は筆記試験が始まる前から面接対策をすべきでしょうか?また、すべきだとしたらどのような対策をすればいいでしょうか?

直前期の指導でお忙しいと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

【はじめに】

いつから面接対策をすべきかについては、意外と多くの方からご相談をいただきます。

ですので、この際、私なりの意見と質問者さんへの回答を述べてみたいと思います。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

まずは筆記対策を優先

で、まずはこの部分ですかね。ちょっと読み上げたいと思います。

この場合は筆記試験が始まる前から、面接の対策をすべきでしょうか?

ということなんですけれども、この部分に関して言うと、私は原則、筆記試験の前のタイミング、筆記試験までのタイミングでは筆記対策を最優先で行うべきだというふうに思っております。面接対策については、無理に始める必要はないんじゃないかな、と。

理由はいくつも申し上げることができるわけですけれども、何と言っても、まずは筆記試験を突破しないことには、次の2次面接、人事委員会の面接にたどり着くことはできませんから、やはり筆記の前のタイミングでは筆記対策を最優先で行っていくべきじゃないかなというふうに思っております。

1次の合否、これは教養択一のスコアが足切りを超えているのであれば、あとは全て論文の総合成績ですね。具体的には、課題式論文と職務経験論文、この二つの成績で決まってまいりますので、論文対策に徹底的に力を注いでいただきたいなというふうに思っております。

質問者さんとしては、

そうは言っても、面接で落ちたらどうしようもないじゃないか

と思われるかもしれません。

確かにおっしゃるとおりなんですけれども、質問者さんが考えてらっしゃるのは、1次試験に突破することではなくて、最終合格を勝ち取ることですよね。じゃあ、その最終合格ってどうやって決まってるんだよっていうことを考えたときに、受験案内にこういう記述があります。

第1次試験・選考、第2次試験・選考および資格審査の結果を総合的に判定し、最終合格者を決定します

つまり、最終合格は面接の結果だけじゃなくて、筆記の結果と合算して決まるわけです。

これを考えたときにですよ、質問者さんは面接は苦手かもしれない。もしかしたら、そこは伸びない可能性がありますよね。

でも、コツコツ勉強するのが得意でらっしゃる。ということは、筆記は他の人よりも稼げる余地が大いにあるわけじゃないですか。

だとしたら、僕であればどうするのかっていうと、

よし!面接は苦手かもしれないけど、論文でガチガチに稼いでやるぜ!

って必ず考えます。

つまり、面接で伸び悩んだとしても、そんなの関係ないぐらいに論文で稼いでおこう。これが質問者さんにはぴったりの戦略だと思うんですよ。

とくに、Gravityの模範答案を購入していただいてるということは、課題式論文に関してはかなりアドバンテージがあると思います。かなり稼げると思うんですよ。

で、職務経験論文に関しては記述はとくになかったですけれども、例えば論文添削ですね。Gravityでも結構ですし、他の会社でも結構です。きちんとしたところで論文添削を受けていけば、職務経験論文の能力も、ドンドン!というふうに高まってまいります。

そういう形で、まずは論文で稼いでいくっていうのが質問者さんにとっては、あるいは面接に苦手意識をもってる人にとっては、とっても重要になってまいります。したがいまして、私は原則としては、筆記試験までのタイミングでは筆記対策に全てのリソースを集中させていくのが必要。

こういうふうに思っております。

即座に面接対策に

それを踏まえて、次のところに移りたいと思うんですけれども。この部分ですね。

コツコツと勉強するのが得意なので筆記を突破できると思いますが、その後の面接がどうしても不安です

とは言っても、やっぱり面接不安だというところもあると思います。その場合にどうしたらいいのかっていうと、ぜひおすすめしたいのが、筆記試験が終了してから即座に面接対策に入ること。

どういうことかと申しますとね、筆記試験が終わってから、特別経験者採用って面接までどれぐらい時間があるかっていうと、1ヶ月半以上あるんですよ。これは、例えば大卒程度の試験と比較するとかなり長い期間が与えられてるんですね。

1ヶ月半あればですよ、社会人の方だと働きながらでお忙しいとは思うんですけれども、十分に面接対策、ミチミチッと対策を立てていく時間があると思うんですよ。ということでもありますので、筆記が終わってから即座に面接対策に入っていけば、時間は十分にあるので、きっちり間に合うんじゃないかなっていうのが私の意見ですね。

その場合には、Gravityで模擬面接とか個別のコンサルティングを受けてみて、場合によっては面接の質問集も使いながら対策を進めていけば、他の受験生よりも大きなアドバンテージを獲得できると思います。ここでの注意点は何なのかっていうと、要は、1次合格の発表があってからの対策ではもう間に合わないということですね。

1次の合格発表があってから面接に入るまで、早い人だと1週間前後しかありません。そうなると、面接に苦手意識をもっている人だと間に合わない可能性が高い。

なので、面接に苦手意識があるんですっていう方の場合は、筆記試験が終わったら即座に面接対策を始めましょう。これはとても重要なことでありますので、ぜひ意識しておいていただきたい。

ただ、いずれにいたしましても、筆記が終わるまでは筆記に集中する。で、筆記が終わったら即座に面接対策に入っていく、こういうスタンスをもっておけば、基本線としては大丈夫なんじゃないかなと思っております。

職務経歴書のエピソード

そのうえで、最後に、質問文のところにこういう記述がありました。

すべきだとしたらどのような対策をすればいいでしょうか

どうしても不安なので、何かやっておきたい。何かできることはありますか?っていうことであれば、私がオススメするのは、職務経歴書に書いているエピソードを丁寧に整理しておくこと、場合によっては話せるようにしておくことですね。

質問者さん含めて、これを見てくださってる皆さんは、既に特別にエントリーなさって、職務経歴書を提出なさったと思うんですよ。で、面接に入ってからって、職務経歴書を見ながら面接が行われるんです。

私も経験しました。例えば、

ここに〇〇と記述がありますが、これについて具体的にお話していただけますか?

みたいな。そういう感じで聞かれるんですね。

あるいは、職務経歴書に書いてあるキーワードを拾って、

ここに××とあるんですけど、これは何のことですか?

とかって言われるんです。ということはですよ、職務経歴書に書いてあることは聞かれる可能性が大いにあるわけじゃないですか。

だとしたら、そこに書かれていることについては、エピソードをきっちり整理して、当時こうこうこういうことがあって、っていう話を、面接でそっくりそのまま再現できるようにしておく。まずはエピソードを整理しておいて、さらに余裕がある、あるいは面接に不安意識があるということであれば、それを話せるようにしておくとか、そういう訓練を積んでおけば十分かなと思います。

もちろん、人事委員会の面接では、職務経歴書以外のこともたくさん聞かれます。実際、私もたくさん聞かれました。

なんですけれども、職務経歴書から聞かれるのは間違いない。だとしたら、それに関してはエピソードを丁寧に整理しておくのが、筆記までのタイミングでできる対策としては一番ベターなものだろうと思っております。

ということで、経験者採用試験までだいたい1ヶ月というところで、いろんな不安もあると思います。ですけれども、この動画やGravityを使いながら対策を進めていただければ、1次試験の突破、あるいは最終合格の可能性を大いに高めることできると思います。

もう少しの間、一緒に頑張っていきましょう。それでは、また次回のお悩み相談でお会いしましょう。

ありがとうございました。

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この記事の筆者
筒井夢人

【最多合格】のGravity┃社会人採用専門予備校Gravity講師┃元TAC講師┃元公務員┃特別区経験者採用(15位合格・新宿区内定)他多数の合格経験┃このサイトでは特別区経験者採用の対策について発信しています。

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