【特別区経験者採用】予想テーマと過去問はツブせ!

【相談内容】

特別区経験者採用試験2級の行政職に向けて対策をしています。教養択一試験は15から18点くらい取れそうです。

数的、文章理解、政経、時事をやってます。課題式は4テーマ丸暗記してます。

論文は1日課題式を1本ずつ暗記とアウトプットしてます。対策の方向性はこれで正しいですか?

【はじめに】

この記事では、論文過去問における頻出テーマを対策したうえで、予想テーマの準備も行うべきだと述べています。

とくに論文対策を入念に行っておきたい方は、是非ご一読ください。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

18点前後を目標に

まず第一に、特別区の経験者採用試験、教養試験の目標点は18点前後をオススメいたします。どういうことかと申しますと、特別区の経験者採用試験、これまでの動画でも申し上げてきた通りだいたい足切り点は13点から14点、年にもよりますけれども大体その前後だと思われます。

このときにですね、13点から14点を目標点にしておくのは明らかに危険ですよね。例えばなんですけれども、当日、数的処理だったりとか文章理解でなんとなくカンが冴えないことっていうのは十二分にあり得ます。

あるいはですけれども、時事、しっかり勉強はしたものの自分が勉強してきた範囲っていうのがたまたま出てこないっていう可能性も排除できません。それを考えてみると13点14点ギリギリを目標にしておくのは非常に危険だというふうに言えると思います。

ですので、これまで動画でもブログでもご案内をしてきたとおり、大体17点から18点前後ですね。このぐらいの得点を目標にしておくのがいいと思います。

具体的には、例えば過去問ですね。経験者採用試験の過去問。

教養試験のそれを使ってみて、実際に毎年ですね、過年度の過去問、何点ぐらい取れているのかっていうのを自分なりにチェックしてみる。で、アベレージをとってみた結果、例えば17点とか18点とかを取れているっていうことであれば、皆さんが今年受験をしたときに、万一ですね、当日ちょっとコケてしまったとしても、足切りを超えられるぐらいにはおそらく得点できると思います。

したがいまして、是非皆さん方にあっては残り時間も多くはないですけれども18点前後を一つの目標にしていただきたいなというふうに思ってます。

過去問+予想テーマ

2つめに、課題式論文については予想テーマと過去問は対策をしておくべきだと思います。質問文を拝見するに質問者さんは四つのテーマを覚えてらっしゃるということだったんですが、率直に申し上げますと少ないかなという印象を抱きます。

例えばGravityの受講生に関して申し上げますと、弊社で出している模範答案ですね、これは過去問のテーマ全てについての模範答案というものを記しております。で、多くの受講生はこれについて、一通り目を通して覚えているんですね。

そのうえで、弊社の公式サイトで発表している予想テーマ。これについても本気度の高い方に関してはやっぱり対策をしてらっしゃいます(※今年度以降は受講生にのみ案内)。

それだけでも「テーマ数は四つ」ということにはならないわけですね。もっとたくさんのテーマに取り組んでいるわけです。

もちろん全てをやるのはしんどいっていう意見もあるでしょう。ですけれども、合格可能性をきっちり高めていきたいという場合、経験者採用試験は論文の配点が非常に大きいと考えられます。

とくに一次試験の合否が論文の総合成績で決定されるということを踏まえると、やはり論文については過去問、そして予想テーマについては対策をしておくのがベストでしょう。

時間を計って書く訓練

3つめに、論文については実際に時間を計って書く訓練をしましょう。どういうことかと申しますと、質問文の中にこういう記述がありました。

論文は1日課題式を1本ずつ暗記とアウトプットをしています。

こういう記述がありました。暗記とありましたので、黙読か音読か写経なのか。

あるいはそれ以外のやり方かもしれないですけれども。模範答案でしょうか?こういうものを覚え込もうとしていると。これはこれで必要な作業です。

そしてアウトプットっていうのが具体的にどういう作業を指しているのか、ちょっと分からなかったんですけども、文面を読む範囲ではですね、実際に論文を書ききる訓練というものはしていらっしゃらない印象を受けました。ですけれども、皆さん方は当日、論文を時間内に書ききるという作業をしなければいけません。

そして特別区の経験者採用試験の場合には、かなり書ききる時間がタイトなのは事実であります。私自身も職務経験論文と課題式論文、どちらも書きましたけれども、非常に疲れたことを覚えていますし、時間が余ったということには私の場合にはなりませんでした。

実際に皆さん方が書く訓練をしていない場合にどういうことになってしまうのかっていうと、当日例えばあるテーマに対してはこれぐらいの分量を書こう、というふうに思っていたんだけれども、実際に書いてみると、そこまで書けなかったっていうこともあり得るわけですよね。つまり、実際に自分が書くスピードっていうものをきっちり把握していないと、どこまで書けるのかっていうのを予想することができませんよね。

そしてもっと言いますと、どのくらい書くのに時間がかかるのかというのが分からないと、冒頭のところで書き出しですよね、構成を練っていったりとかにどれくらいの時間を割り当てていいのかっていうのも分からなくなって参ります。したがいまして、是非皆さん方にあっては本試験まで1ヶ月、これを切った現段階においては実際に論文を時間を計って書く訓練というものを入れていただきたいというふうに思います。

どうしても書く訓練というものは時間がかかってまいりますので、多くの社会人が敬遠しがちですけれども、やっぱり安定して勝っている人を見ると書く訓練というものを必ずどこかしらで入れているな、という印象を受けます。したがいまして、なかなか働きながらでお忙しいと思うんですけれども、ぜひ実際に書くっていう訓練も加えていっていただきたいと思っております。

まとめ

ということで、今回は特別区経験者採用試験について3つのことを申し上げました。

1つ目に、教養試験は18点前後を目標にしましょう。
2つ目に、課題式論文については過去問と予想テーマの対策をしましょう。
3つめに、論文については実際に時間を計って書く訓練をしましょう。

本試験まで1ヶ月を切って、残りできることも少ないわけですけれども、効率的に時間を使っていくことで合格可能性を高めることはまだまだできると思いますので、ぜひ最後まで頑張っていただきたいと思います。

それでは、また次回のお悩み相談でお会いしましょう。ありがとうございました。

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この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用専門予備校Gravity講師┃元TAC講師┃元公務員┃特別区経験者採用(15位合格・新宿区内定)他多数の合格経験┃このサイトでは特別区経験者採用の対策について発信しています。

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