【特別区経験者採用】論文と面接、配点が大きいのは?

【相談内容】

私は今年、特別区経験者採用試験を受験し、現在人事委員会面接の結果を待っています。1次試験の論文が手応えがなく、正直通過していると思いませんでした。

最終合格は論文と面接の合計だと聞きましたが、どちらの配点が重視されているのでしょうか?

【はじめに】

これは非常にいい質問だと思いますね。

ただ、特別区は配点が非公表でありますので、本当のところどうなのかは正直言ってよくわかりません。

ただし、自分なりの意見というのはありますので、これを今回述べてみたいというふうに思います。

それでは早速参りましょう。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

私見では面接

私見にはなるんですけれども、私は面接かなと思いますね。つまり論文と面接の配点、どっちかっていうと面接の方が大きいんじゃないかと感じています。

なんでそう思うのかっていうことなんですけどね。私は特別経験者採用試験、課題式論文、職務経験論文、そして面接試験ですね。もちろん教養も含めてですけども、実際受験をいたしました。

で、課題式論文と職務経験論文ですね。私が受験したとき、確かに書けはしたんですけれども、物すごいよく書けたなっていう感じは全くなかったんですよね。

普通に書けたかなぐらいの感じだったんですよ。どう考えても受験生の中ですごい上位の内容を書けたかっていうとそんな感じではなかった感じなんです、僕の場合はね。

でも、じゃあ最終的な席次はどうだったのって言ったときに、蓋を開けてみたら、そこそこいい順位ではあったんですよ(※15位合格)。

で、論文がそんなに書けたわけじゃない。普通程度の出来だったのに、席次が良かったのは何でなんだろうっていうのを考えてみたときに、それはおそらく面接の方がインパクトが大きいからなんじゃないかなっていうふうに僕は思うんですよね。

もちろん面接官との相性だったりとか、運っていう要素もあるかもしれないんですけれども。こういった自分の経験から言うと、面接の方が配点は大きいのかなっていうふうに感じますね。

鍛える余地は論文

ただしですね、こっから先は今年受験した方向けっていうよりは、来年とか、あるいは再来年に受験していく方向けの内容になるんですけども。僕は面接と論文、鍛える余地がある、伸ばす余地があるのはどっちかっていうと、論文の方じゃないかなっていうふうな気はしています。

どういうことかと申しますとね、もちろん面接の方が、私の感覚だと配点は多分大きいんじゃないかなって感じるんですけれども、そうは言っても、一次試験の合格って論文だけで決まってくるわけじゃないですか。さらに、教養で足切りを突破してたらですけど、最終的な合否は論文と面接の合算で決まってくると。

となってくると、論文の手を抜くわけにはいかないですよね。頑張らなくてはいけないと。

それを踏まえてではあるんですけれども、論文対策って正直なことを申し上げますと、中途半端な対策の方が多いんですよ。まぁ仕方ないところはあると思うんです。

社会人の皆さんだと働きながらでお忙しいでしょうからね、仕方ない部分もある。それにしても、過去問を見てませんとか、あるいは情報収集もしていませんとか、課題式論文も職務経験論文も実際に書いたことありませんという方、結構いらっしゃるんですよね。

でもね、やれることってまだまだあると思うんですよ。例えばなんですけれども、論文の参考書を適当に買ってパラパラ読むだけではなくて、しっかり講義を受けて、プロの指導を仰いでみるとか。

あるいは普段から情報収集をしっかりするとか。あとは予想テーマについても「こういうテーマだったら、自分だったらこう書くな…」っていうのを自分なりに練るとか。

あとは何よりも実際に書くっていう訓練をしっかりやっていくとか。そういうことをやってらっしゃる方って本当に少ないので、裏返すと、それをガツンとやるだけでも相当バーンと点数を伸ばすことができるんですよね。

ですので、例えばね、来年の受験、再来年の受験を考えてる人の中には、今年残念な結果に終わっちゃって、リベンジっていう方もいらっしゃると思うんですよ。その方々がやっておくべきなのは、少なくとも最初の段階では、論文の底力をバンバン!と高めていくことだと思ってます。

ですので、鍛錬の余地がある、伸ばす余地があるのは、私はやっぱり論文だと思いますので、面接は大事なんですけれども、でも伸ばす余地があるという意味では、まず論文に注力していくのがとっても大事かなと思いますね。

おわりに

ということで、今回は特別経験者採用試験において、論文と面接ですね、どっちの方が重要なんだろうというお話を申し上げました。

繰り返しにはなってしまうんですけれども、今回のお話はNoエビデンスで、あくまで私の感覚、私見でありますので、その部分はご理解いただきたいとは思うんですけれども。ただ今回、私は面接の方が大事だよとは申し上げました。

しかしですね、最終合格をかっちり勝ち取っている方々は、面接も当然力を入れてますし、論文も力を入れてらっしゃいます。ということで、どっちかって言ったら、面接が重要なんですけれども、ただ、合格者は面接も論文も頑張っているっていうのは事実でありますので、皆さん方、来年・再来年受験をなさる場合には、論文も面接もどっちもガチガチに力を入れていく、鍛えていく感覚をきっちり持っておいていただきたいなと思っております。

それでは、また次回以降のお悩み相談でお会いしたいと思います。ありがとうございました。

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この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用専門予備校Gravity講師┃元TAC講師┃元公務員┃特別区経験者採用(15位合格・新宿区内定)他多数の合格経験┃このサイトでは特別区経験者採用の対策について発信しています。

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