【相談内容】
特別区を経験者採用枠で受験しようと考えている社会人です。教養は独学で挑むつもりですが、オススメの参考書やテキストがあれば教えてください。
また、勉強をする時に意識しておくべきことはありますか?
【はじめに】
これはとてもいい質問ですね。
特別区の経験者採用試験については、これまでもご案内をしてきたとおり、教養試験は独学で挑めると私どもは考えております。
ですのでここでは、まずはおすすめの参考書、あるいはテキストですね。
こういったところからお話をしていきたいと思います。
それでは早速参りましょう。
なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。
オススメの参考書
まずはオススメの参考書ですね。
こちらにつきましては、Gravity公式LINEの登録特典としてご案内をしております。
というのは、公式LINEをGravityでもやっておりまして、そこに登録していただいた方々向けに、参考書・テキスト、ご案内を行っております。本来はここで「こういうテキスト」「こういう参考書」と述べてしまってもいいんですけれども、例えばですね、この動画を撮影して以降、例えば、数的処理であったりとか文章理解とか、あるいはそれ以外の科目について、もっと良いテキスト、もっと良い参考書が出てきたときに、それに変更していかなくてはいけないじゃないですか。
そういった可能性を考慮しての対応であると、そのようにご理解ください。ですので、例えば以降、もっと良い参考書やテキストが出てきたときには、適宜改変を加えていきますので、定期的にご覧いただくとよろしかろうと思います。
ただ、公式LINEを登録いただいてる方々には、更新があったときにはその都度ご案内をしていきますので、ご安心いただきたいなと思います。ぜひ、特別経験者採用試験を受けていくにあたって、どのテキスト・参考書が望ましいのかを知りたい方、あるいは参考にして、それを使ってみたいという方は、ぜひ弊社公式LINEにご登録いただければと思います。
下記にリンクを張っておきますので、ぜひご覧ください。登録後、トーク画面で「参考書」と入力いただくと、すぐにオススメ参考書を見ることができます。
「理解」より「作業」
次に、勉強を進めていくときの意識に関してですけれども。ここに関してはですね、特に初学者の方、あるいは独学で挑もうという方にあっては、まずは「理解」よりも「作業」を優先していただきたいと思ってます。
どういうことかと申しますとね、数的処理を例にご案内をしたいと思います。数的処理に関しましては、やっぱり勉強を始めた方、どなたもですね「よくわからない!」という感じに陥りがちなんですよ。
これは皆さん方だけではなくて、私が公務員試験の勉強してたときもそうだったんで、ほぼ確実にそういう状態になります。つまり、全然わからないって感じになりがちなんですよね。
それで嫌になって勉強をやめちゃうパターンがすごく多いんですけれども。ただ振り返ってみていただきたいのは、どんな学問分野だったとしても、どんな勉強だったとしても、しょっぱなから分かるかっていうとそうではないですよね?
ある程度の勉強を続けてみないと理解できるようにならないものって必ずあると思うんですよ。そういうときにどうすればいいのか、あるいは心構えとして何が大事なるかっていうと、まず理解って何なのかっていうと、これは状態ですよね?
で、状態だってことは何なのかっていうと、要は皆さん方が直接コントロールできないものなんです。残念ながら。
つまり、「今日中にこの単元を理解しよう!」と思っても、その状態に直接自分を持っていけるかっていうと、当たり前ですけど、持っていけないじゃないですか。少なくとも失敗することは多々ありますよね?
じゃあ何ができるのかって言ったら、我々にできるのって、基本的には作業だけだと思うんですよ。少なくとも入口のところでは。
どういうことかっていうと、例えば公式LINEの特典としてご案内している様々な参考書。これらについて、例えば目で文字を追っかけてみるとか、解説をじっくり読み込んでみるとか、場合によっては音読してみるとか。
黙読、音読、人によってはもしかしたら写経というのも入ってくるかもしれませんが、これって全部作業じゃないですか。「だから何なの?」って言ったときに、これは皆さん方の意思で直接コントロールができますよね?
つまり、参考書の一部分、あるいは解説を音読しようとか、目で追っかけていくとか、場合によっては公式を写経するとか、これって全部作業なので、皆さん方がそれをやろうと思ったら、絶対にできるはずなんですよ。理解と全然違うってのがわかりますかね?
理解は状態なので、直接のコントロールができません。ある瞬間に「そういうことか!」と降りてくる感覚の方が近いと思うんです。
でも、作業は我々の意思で直接コントロールができるわけですよね。まずどっちを我々がやるべきなのかって言ったら、僕はどう考えても作業に集中するべきだと思うんですよね。
なんでかって言ったら、直接のコントロールが唯一可能だからであります。最初から理解を目標にしてしまうと、それができなかったときに勉強そのものが嫌になってしまうので、入口の段階ではそれはやめた方がいいと思います。
特に公務員試験の勉強は初めてですとか、勉強をするの久しぶりですっていう方の場合は、どっちかっていうと何回そのページを読んだのか、何回音読したのか、あるいは場合によっては何回写経したのか。そういう作業を一つの目標にして、それを繰り返すところにフォーカスをした方が、結果として後から理解が追いついてくると私自身は思っております。
難易度のコントロール
それと、併せて重要なのが難易度のコントロールですね。
どういうことかと申しますと、例えばですね、弊社が紹介しているオススメの参考書、中を見ていただくと分かると思うんですけれども、易しめのテキストであったとしても、その中に載っている問題は、
・標準レベル
・平易
ってレベル分けがされていたりするんですよ。
で、勉強始めたての人にありがちなのは、参考書に載っている問題、全レベルを潰そうとするんですよね。難しいものも含めて。
でもそれって、やっぱり負荷が掛かり過ぎると思うんですよ。なので、皆さん方にあっておすすめしたいのは、ちょっとでもきついって思ったら、それは一旦置いておく。
そのうえで、標準レベルとか、あるいは平易なものですよね。まずはそこを潰していく感覚。
あるいは、標準レベルの問題でもちょっと厳しいなって思ったら、容赦なく易しいやつだけを攻めて、制圧していく。こういうふうに難易度のコントロールを自分できっちりやることです。
あまりにも難しいものを最初からやると、勉強するのが嫌になってしまう可能性が極めて高いです。ですので、難易度の調整、これは皆さん方自身でやるしかないので、ここは意識しながら頑張ってみていただきたいと思ってます。
例えば難しいもの、標準的なもの、平易なものっていう3つのレベルがあったとしますよね。
2週目。ここでは復習がてら優しいものをやりつつ、標準も潰す。
3週目に入ったら、結構体力もついてくるので「ちょっと難しいものにもアタックするか!」って形で、少しずつレベルを上げていく感覚がとっても大事なんですよね。
だいたいの人が勉強が続かないのって、難易度のコントロールに失敗していたりとか、いきなり大きな負荷を掛け過ぎてるってことがすっごく多いです。ですので、そんなときには自分自身の頭が悪いとか、根性がないとか、そういうことじゃなくて、難易度のコントロールに失敗したのかな?と、その部分の調整を意識していただければと思っております。
ということで、今回はオススメの参考書についてのくだりと、勉強するときに意識しておいていただきたいことをご案内いたしました。私、これまでにもご案内をしてきたとおり、教育心理学、あるいは教育経済学、つまり「どういうふうに勉強していくのが効率的なんだろうか?」ということについて学んでまいりました。
ですので、以降もこういった学び方について気になることがあった場合は、遠慮なく質問いただければと思います。それでは、また次回以降のお悩み相談でお会いしたいと思います。
ありがとうございました。
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