【特別区経験者採用】教養試験対策|ボーダー・足切り・試験科目

今回は特別区経験者採用の教養試験対策についてお話をしたいと思います。

具体的には4つのことを申し上げます。

足切りを超えていればOK!

1つ目に、教養試験については一定点・足切り点(ボーダー)を超えていればOKです。
目標は5割というところですね。

どういうことかと申しますと、これ特別区経験者採用試験の試験案内を見てみたいと思うんですけれども、こういう記述があるんですね。

「教養試験を実施する試験区分においては、教養試験の成績が一定点に達しない場合、職務経験論文および課題式論文は採点の対象となりません」

というふうに記述があります。

それと併せてですね、

「第一次試験選考の合格者は論文の総合成績により決定します」

というふうに記述があります。
これを字義どおりに捉えるのであれば、まずは一定点を超えることが必要になってきますよね。

それを超えないと論文の評価をしてもらえないので。
でも、ここに書いてある内容からすると、一次試験選考の合格者は論文の総合成績により決定すると。

ということは、純粋に足切りとしてしか使われていないよ、ということになりますよね。
ということでもありますので、教養試験について、何かハイスコアを目指す必要っていうのはありません。

基本的には、足切り点を超えられればOKだとお考えください。
じゃあ、その足切り点って大体どのくらいなんですかっていうことなんですが、これ年にもよると思うんですけれども、だいたい14点だったりとか、その前後が一つの目安になってくるかなと思います。

つまり4割前後ですね。
とはいえ、じゃあ4割を目標にすればいいのかというと、それはちょっと危険ですよね。

なんでかっていうと、年によって変動って必ずあるはずなので。
それを踏まえると、4割よりもちょっと上めを目指しておくのがまずは大事かなと思います。

その意味で、私は目標は5割前後、すなわちだいたい17点だったりとか18点ぐらいですかね、そのあたりを一つ目標としておくのが一番いいかなというふうに思います。

問題の難易度は低い

2つ目に、問題の難易度は低いです。

これについては、特別区Ⅰ塁の採用試験ですね、一般的な大学生が受けていくような試験種と比較してみたときに、私は明らかに特別区経験者採用試験の問題のほうが難易度は低いなというふうに感じます。
ですので、例えばですけれども、公務員試験の教養試験、勉強したことがある方ですよね、その方々はその時に自分が使った参考書だったりとか、そういうものを引っ張り出して、もう1回復習しておけば教養試験の対策、大枠としてはある程度固まるんじゃないかなというふうに思います。

じゃあ、公務員試験の教養試験対策、一切やったことがない方ですよね。
例えば、民間企業で働いていて、ちょっとそういうの勉強したことないんです…っていう方。

そういう方々は、いわゆる大卒程度の試験種の易しめの参考書、あるいはテキストですね。
易しめのものを徹底的にやり潰しておけば、それだけで教養試験の対策というのはある程度完成するんじゃないかなと、個人的には思います。

時事は既存の対策本だけでは対応困難

3つ目に、ただし、時事問題については既存の時事対策本だけでは対応が困難だと思います。
どういうことかと申しますとね、例えば既存の時事対策本ですよね、『速攻の時事』とか、あるいは『パーフェクト時事』がメジャーどころになると思いますけれども。

こういった本って、基本的には、5月にある大学生が受けていくような試験種、これを念頭において作られているんですね。
ですから、そういう試験種については既存の時事対策本を使えばいいんですけれども。

ただしですね、特別区の経験者採用試験って、試験が行われるのが9月じゃないですか。
つまり、一般的な試験種の4ヶ月も後なわけですよ。

で、4ヶ月も後だということになってくると、当然その間に色々時事的な話、ニュース、移り変わっているわけですよね。
ですから、既存の時事対策本だけでは、もしかしたら対応が出来ないんじゃないかという可能性は大いにあります。

実際、特別区経験者採用試験の時事問題を見てみると、既存の時事対策本には載っていないようなホットなニュースっていうのがやっぱり出てるんですよね。
それを考えますと、やはり時事対策については、プラスアルファの何かが必要になってくる、そういうふうに思います。

でも、経験者採用試験を受ける皆さんて、仕事があって普段忙しいじゃないですか。
イチイチ新聞読み込んだりするのって、現実的に難しいと思うんですよね。

なので、そこについては私だったり、あるいは奥田恭央先生ですよね、特別区の経験者採用試験で役立ちそうな情報を様々な媒体で発信してますので、フォローしていただいて、呟きを追っかけてもらえるといいかなというふうに思います。

で、手前味噌にはなってしまうんですけれども、私も奥田先生も、一応特別区経験者採用試験に合格しておりますので、そこは信頼していただいてもいいのかなと思います。
ちょっとイキってるみたいで申し訳ないんですけれども(笑)

選択解答では社会科学を推奨

4つ目に、選択解答では社会科学に絞り込んで対策することを推奨します。
これについては以前の夢ラジでも話したところなんですけれども、重ねて申し上げておきます。

何で社会科学を推奨するのかっていったときに、理由は2つですね。
まず1つ目、これは時事問題とのシナジーを期待できるから、というところですね。

どういうことかと申しますと、時々で出題される問題っていうのは、社会についてのホットなニュース、これが問われるわけですよね。
ということは、その社会についての学問体系である社会科学、当然時事問題でも役に立ちそうですよね。

もちろん、丸ごと役立つかって言われたら微妙かもしれませんけど、時事問題で選択肢の絞り込みに役立つことは大いにあります。
それを踏まえると、人文科学や自然科学よりも社会科学のほうがいいだろうということですね。

で、2つ目。
これ何かと申しますと、分量が少ないっていうのが挙げられますね。

人文科学と自然科学に比べて、勉強してみると分かると思うんですけれども、明らかに社会科学は学習文量が少なめですでね。
特別区の経験者採用試験を受けていく方々って、基本的には皆さん働いていらっしゃるわけじゃないですか。

で、勉強時間確保するのがめちゃくちゃ大変だと思うんですよね。
それを考えたときには、やっぱり分量が少ない社会科学に絞り込んで、それに特化して対策を立てていくっていうのが一番現実的なんじゃないかなというふうに思います。

まとめ

ということで、特別区の経験者採用試験、とくに教養試験についての対策、4つのことを申し上げました。

1つ目、一定点を超えていればOKで、目標は5割です。
2つ目、問題の難易度は低めです。
3つ目、時事は既存の対策本だけでは対応が困難かもしれません。
4つ目、選択解答では社会科学を選ぶことを推奨いたします。
で、今回は教養試験についての概要をお伝えしたんですけれども、次回は課題式論文についての概要ですね。大事なところを紹介していきたいと思います。
ということで、また次回のお悩み相談でお会いしましょう。
ありがとうございました。

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この記事の筆者
筒井夢人

【最多合格】のGravity┃社会人採用専門予備校Gravity講師┃元TAC講師┃元公務員┃特別区経験者採用(15位合格・新宿区内定)他多数の合格経験┃このサイトでは特別区経験者採用の対策について発信しています。

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