
この記事を読んでいる方の多くは、これから2級職の面接に挑むのではないでしょうか。
Gravityには、2級職に上位で合格し、最難関区とも言われる渋谷区に内定した、「ホトケ」こと佐藤一平先生がいます。
そこで今回は佐藤先生に、2級職の面接のどこが特殊なのかを含めて解説していただきましょう。
👇YouTubeでの解説は画像をクリック👇
2級職の面接が超特殊な理由|事例問題が出る



これを読んでくださっている方の中には、事例問題を初めて聞いたという方もいらっしゃると思います。改めて、事例問題とはどういうものなのか解説していただけますか?

ここでは2つのことが求められます。
1つ目は、まず皆さんの前に紙が置かれていて、そこに事例の文が載っています。
皆さんが主任で、どんな部署にいて、こんな問題があって、といったことが書かれているのです。
これを1分で読んでくださいと言われます。
2つ目は、その後に「読んだことを踏まえて、あなたはどうしますか?」と聞かれます。
これが事例問題です。

やってみるとわかるのですが、1分はとても短いですよね。時間的にかなりきついと思います。

通常の質疑応答と事例問題の違い

通常の質疑応答と事例問題で、明確に違うポイントはどういったところでしょうか?

普通の面接の質問は、皆さんがエントリーのときに出した職務経歴書がもとになっています。
面接官も、おそらく職務経歴書のコピーを見ながら質問してきます。
職務経歴書に載っているのは、皆さんの職務経歴、つまり経験ですよね。
それに対して事例問題は、目の前で与えられて、たった1分読んだだけのエピソードに対して、急に答えなければいけません。
ですから、行政としてどんな仕事をしていかなければいけないのか、主任の役割は何かといった軸を持っていないと、即興では答えられない難しい質問になっています。


2級職の面接では事例問題が最重要


2級職の面接試験では、事例問題が最重要と言っても過言ではないと思います。
なぜかというと、面接試験の流れに関係しています。
例年の傾向では、事例問題は面接試験の一番最初に行われるのです。
受験生によって中盤や終盤にばらつきがあれば、まだ対応しやすいでしょう。
しかし、これまでの傾向では、全員が必ず最初に事例問題に取り組みます。
そうなると、面接全体の印象形成に影響します。
うまくいけばいい流れになりますし、逆もしかりです。
ですから、事例問題は非常に重要なのです。
事例問題対策の2つのポイント

実際に受験された佐藤先生から見て、対策のポイントを解説していただけますか?

1つは行政の仕事への理解、もう1つは主任の役割への理解です。
①行政の仕事への理解|特別区の実践的な仕事を研究する


1次試験の課題式論文に向けて、行政の仕事への理解を広げてきたはずです。
こんな課題があるな、こんな取組が行政全体で必要だよな、ということは知識として持っているでしょう。
ただ、特別区の試験であり、皆さんは即戦力として主任を目指すわけです。
ですから、特別区で今どんな課題があるのか、主任としてどう立ち回って係長とやり取りをするのか、部下とどう関わり合うのかといった、より実践的で具体的な特別区の仕事を研究していくことが大切です。


YouTubeだけでなくホームページも大事ですが、今はネットでもかなり多くの情報を見られます。
対象は、自分が興味のある業務や部署で構いません。
それを1つではなく、できれば2つ、3つと、「もう自分で調べきったぞ」というくらいネット上で調べてみるといいと思います。
特に今は、各区がYouTubeチャンネルを持っていたりします。
そういうものを見ると、これまで行政経験がなかったという人も、特別区の仕事をかなりイメージしやすくなるはずです。
筒井先生は、実際に昔受験されたときに、YouTubeを見たりされなかったですか?




②主任の役割への理解|「人材育成基本方針」を読む


これがすごく面白いので、皆さんも見つけたらよく見てほしいと思います。
主任や、その1つ上の職層に当たる係長のインタビューや、1日の仕事に密着した動画などもあります。
私はそういったものを積極的に見るようにしていました。
見ていると、「こういうふうに主任は立ち回っているんだな」というのが見えたりします。
ただ、それだけでは不十分です。
それは具体例の1つに過ぎません。皆さんが本当に知りたいのは、各区で主任にどんな能力が求められているのかという本質的な部分でしょう。
実は、それは公開されているんです。
各区には「人材育成基本方針」という文書があり、ホームページに載っています。
これを見ると、2級職の主任にはこういう能力が必要だということが載っていますので、「事例問題ではこれくらいのリーダーシップを示していこう」と、逆算して考えられるようになるでしょう。

ぜひご自身の志望区のものを確認したり、複数の区を見比べてみたりしてください。絶対に価値があると思います。
佐藤講師の体験談|事例問題の対策は志望動機にも活きる


事例問題が最初にあるということは情報として知っていたので、やはり対策しました。
やってみるとわかるのですが、大変なんです。
普通の面接の質問への答えも準備している中で、「負担が倍になる」と感じるはずです。
ただ、続けていくと相乗効果が生まれ、だんだん共通する対策になっていきます。
たとえば、普通の面接の質問でも志望動機はほぼ必ず聞かれますよね。
そのときに、事例問題の対策をせずに志望動機だけを語ると、自分の思いばかりになってしまいます。
「こういうふうに志望している」「こういうことがやりたい」と話しても、面接官からすれば「うん、それで?」「それはあなたの希望ですよね」となってしまいます。
そうではなく、事例問題をしっかり対策していくと、特別区は今こういうことを課題にしていて、主任にはこういう役割が求められている。そこに私はマッチした人材ですと語れるんです。
だから私は活躍できるし、あなたのところを志望しています、と。
押し付けがましくない志望動機になり、結局は相乗効果を生んでいくので、事例問題の対策は絶対にやった方がいいです。
本番では事例問題で面接に追い風が吹いた


練習すればするほどうまくなります。
結果を自分でも出せたなという手応えがありました。
実際に、3人いた面接官のうち、真ん中の面接官が事例問題のやり取りが終わった後に、「非常にいいお考えをされていますね」と言ってくれたんです。
社交辞令かもしれませんが、やはり嬉しいものです。そこで「ありがとうございます」とお礼を伝えました。
そうすると、面接の雰囲気がとても良くなります。
その後は常に追い風が吹いているような中で面接ができたので、事例問題の対策をやって本当に良かったと思いました。



事例問題で差がつくのは「知識の量」と「場数」

上手な方とそうでない方では、どういったところに違いがあるとご覧になっていますか?

知識の量というのは、先ほど申し上げた、特別区で今どんなことが課題になっているのか、主任としての役回りは何かといった知識です。
Gravityでは面接の講義を徹底的にやるのですが、中でも事例問題だけの講義が別にあります。
そこで、事例問題に必要な知識を徹底的に身につけてもらうのです。
そこをきっちりやってくださった方は知識が深いので、ずれた回答をかなりしにくいと感じます。
もう1つが場数です。
改めて考えていただきたいのですが、事例問題は本当に特殊な試験です。
目の前に1枚の紙があって、それを1分間読んでいる。
その様子を、3人の面接官にずっと見られているのです。
これをいきなり平常心でやれる人はいないと思います。
だから、練習が大事で、場数が大事なんです。
Gravityでは、過去の事例問題の復元問題や予想問題をふんだんに用意していますので、練習したい方は何回でも練習できる環境があります。
1回目はかなり苦戦した人でも、2回目、3回目とすごくうまくなっていきます。
面接が苦手だと思っている人も、それを解決する鍵は場数です。
スポーツとまったく同じで、練習すれば面接もうまくなりますよ。

知識と実践、この2つに集約できると思います。
たとえばGravityの受講生で2級職を受ける方の中には、模擬面接で事例問題だけをやってほしいという、かなりタフな方もいます。
そういう形で事例問題を徹底的に鍛えていくと、面接本番の冒頭でスタートダッシュを切れるので、先ほど佐藤先生がおっしゃったような、いい循環に入っていけるはずです。
特に2級職の方は、超特殊な事例問題を徹底的に鍛え上げていただきたいと思います。
また、佐藤先生には2級職の面接に向けた心構えについても、動画で解説していただいています。
あわせてご覧ください。
ちなみに、2級職で話せるネタが少ないと不安な方に向けて、マネジメント経験の考え方を下記の記事で詳しく解説しています。

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