本日は、特別区人事・厚生事務組合(以下、特人厚)への対策方法というテーマでお話ししたいと思います。
特人厚については試験情報が少なく、どのように対策を行うべきか悩んでいる受験生も多いと思います。そこで、今回の記事で詳しく解説していきたいと思います。
なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。
ちなみに昨年は、Gravityから特人厚に2名の内定者が出ました(※詳細は下記のリンクから)。
また、筒井先生が今も親しくしているTAC時代の教え子も特人厚から内定をもらい、現在も勤務しているとのことです。
そこで、特人厚の内定請負人である筒井先生にアドバイスをいただきたいと思います!
ただいまご紹介にあずかりました、特人厚内定請負人の筒井でございます(笑)それでは、3つのポイントをご案内したいと思います!
一つ目は、30代のうちに受験しようということです。
どういうことかと言いますと、特別区の経験者採用には2級職と1級職という採用区分があります。一般的に40代以上の方々は2級職が中心になると思います。しかし、特人厚では2級職での募集が毎年存在していません。少なくとも私たちGravityがビジネスを立ち上げてから、一度も2級職での募集はありません。
つまり、基本的には1級職でないと入ることができないのです。そして、40代以上や50代でも1級職を受けることは可能ですが、年齢的に合格がしづらくなってくるのは事実です。
ですから、20代・30代のうちに特人厚への内定を決めた方が良いのではないかと思います。30代のうちに受験しておきましょうというのが一つ目のポイントです。
二つ目は、職務経歴書を特人厚仕様にしましょうということです。
職務経歴書とは、いわゆる面接カードのことだとお考えください。特別区の経験者採用試験では、エントリー、すなわち申し込みのタイミングでこの面接カード(職務経歴書)を書きます。そこに志望動機ややりたいことを記入します(※詳細は下記のリンクから)。
多くの受験生は、組合ではなく各区を志望する想定で、例えば「住民対応をしたい」「住民との距離が近いところで働きたい」などと書きます。また、「これまで接客をしてきて、対話力や対人コミュニケーション能力を磨いてきたので」ということを中心にアピールします。
しかし、特人厚はどうでしょうか。特人厚は対住民サービスをほとんど行っていません。特人厚が行っているのは、共同での採用や研修、職員の福利厚生に関する業務など、対住民サービス以外のことが中心です。
なのに、面接カードに「住民との距離の近さが…」や「対人コミュニケーション能力を生かして…」と書いてあると、「この人は特人厚の仕事内容を理解しているのかな?」と思われてしまいます。
その意味では、特人厚の戦いは面接カードを作成する段階で既に始まっているとお考えください。これを踏まえて、特人厚仕様の面接カード(職務経歴書)を仕上げていただきたいと思います。
三つ目は、組合の意義についてしっかりと言語化しておきましょう。
これは面接に入ってからの話になりますが、特人厚や一般に組合を受ける方の場合、面接官から「組合の意義って何だと思いますか?」や「組合が共同で事業を行うことのメリットは何だと考えていますか?」といった質問を受けます。つまり、組合の存在意義や組合が行っている仕事内容について理解しているかどうかを、かなり深く面接で問われる印象があります。
ですので、一般的な各区を志望している受験生が行っているように、区の取組を勉強するだけでは面接で勝つことはできません。
各区にとってなぜ組合が必要なのか、仕事内容はどういったものなのかについて、徹底的に言語化し、面接でスムーズに話せるようにしておいていただきたいと思います。
ありがとうございます!
ちなみに、特人厚はものすごく難易度が高い組織で、内定をもらいにくいと思っている方もいるかもしれませんが、決してそういうわけでははありません。私の感覚では、他の区とそこまで大きく変わらないと思います。
一方で、今筒井先生からお話があったように、特人厚から内定をもらうためには、正しい戦略や正しい対策が必要になってきますので、ここはかなり重要になってきます。
昨年、Gravityから特人厚に内定をもらった受講生たちも、筒井先生から厳しく指摘を受けながら、職務経歴書の作成時点から特人厚に向けた対策を進めていました。
ということで、話を戻しますが、特人厚は決して難易度が高いところではありませんので、ぜひ興味のある方はどんどん挑戦していただければと思っております。
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