【特別区経験者採用】時事問題対策

【相談内容】

特別区経験者採用を受験予定の者です。

時事問題について、2月から8月までの範囲を新聞ダイジェストで補っていこうと考えています。勉強するにあたって新聞ダイジェストに書かれている記事の内容についてどこまで覚える必要があるか教えていただきたいです。

よろしくお願いします。

【はじめに】

なるほど。

特別区経験者採用を受けるにあたって、時事問題対策を新聞ダイジェストで行いたい。

それに関して、どこまで読めばいいのか、どのあたりに目を通しておけばいいのか、そういうお話ですよね。

早速ですが、これについての私の見解を述べてみたいと思います。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

社説の読み比べ

まず1点目としてはですね、社説の読み比べの部分ですね、ここに目を通しておいていただきたいなというふうに思ってます。
で、どういうことかと申しますと、新聞ダイジェストには、各新聞紙の社説ですね、これを読み比べるというコーナーが載っています。

この社説の部分に目を通しておくと、もちろん時事として役に立つってのは間違いないんですけれども、さらに副次的な効果として、論文のいわゆる地力ですね、底力だったりとかを伸ばすことができると思います。
どういうことかと申しますと、社説、様々な構造があるんですけれども、例えばね、よくある形といたしましては、ある社会問題、何らかの社会問題に対して政府がこういうような対応をとってますと。

でも、この政府の対応には、残念ながらこういう課題だったりとか、あるいは欠陥ですね、そういうものがあると。
なので、もっとこういうアプローチが必要なんじゃないでしょうか、というような構造のものをよく見かけます。

ということはですよ、政府のやっている対策、そしてそれに伴う課題、それに対してこういう対応が必要ですねっていう話になってるわけじゃないですか。
これって論文の構造に非常によく似てますよね。

例えば論文、よくあるのって、今こういうような社会問題がありますと、これに伴って、こういう課題がありますとか、あるいはこの社会問題はこういう原因によって引き起こされている。
だから、こういうようなアプローチ、こういうような対策が必要ですっていうような話になってるじゃないですか。

ということは、社説の構造と論文がもっている構造っていうものはすごくよく似ていると。
ということは、社説にたくさん目を通しておくっていうのは、いわゆる論文の構造をね、知らないうちに身につけていくっていうことに必ずなっていくと思うんですよね。

なので、社説のところはですね、もちろん時事として見ていくってのは大事なんですけれども、それプラス、そこを読んでおくと課題式論文試験ですよね。
特別区の経験者採用試験では、まず論文というものがとても重要になって参りますので、そこの地力を高めていくっていう意味でも、社説の読み比べのコーナーですね。

ここ、じっくり目を通しておくっていうのはとっても価値のあることなんじゃないかなというふうに思ってます。
ぜひ読んでいただきたいなっていうふうに思うところです。

政治と経済と社会

次ですね。
社説の読み比べの後ろの方にあるんですけども、違う項目としてね、政治と経済と社会、この項目にも目を通しておくといいんじゃないかなっていうふうに思ってます。

直近の政治・経済・社会について、様々なニュースっていうものがそこに載っています。
それにパーッと目を通しておくだけでも、時事対策としてはおそらく役に立つと思いますね。

併せてなんですけども、この政治と経済と社会のところ、もちろん時事でよく出てくるトピックではあります。
でも、もう一つだけね、実はこれ、やる価値ってのがありまして、それは何かっていうと、社会科学のところと部分的には重なってるんですよね。

どういうことかと申しますと、私はね、特別経験者採用試験を受けるときに、一般知識として重要になってくるのは時事問題っていうのと、社会科学ですよね、この部分の二つ、これがとっても重要になってくると思うんですけれども。
どっちもね、内容的に重なってる部分があるわけですよ。

ということは、新聞ダイジェストで、政治・経済・社会、これについての時事的な内容を押さえておくと、場合によっては政治・経済・社会、これ社会科学でも出てくるトピックなので、ここの問題の選択肢を削るときに役に立ってくるっていうところがあると思います。
ですので、とくにね、自分は結構科目絞り込んでて、時事と社会科学に特化して挑んでいきたいっていう方の場合には、新聞ダイジェストの政治・経済・社会を読み込んでおくと、結果として社会科学の得点率っていうものの向上にも資するところがあるんじゃないかなというふうに思っております。

模擬試験と用語解説

さて、ということで、政治・経済・社会のご案内をしたわけですが、その後ろのほうですよね、新聞ダイジェストの本当に後ろのところにあるものを最後に紹介しようと思うんですけど。
これはですね、時事問題の模擬試験っていうものと、あとは最新の時事用語の解説という項目です。

これにも目を通しておくといいと思いますね。
で、時事問題の模擬試験に関しては、これは例えば公務員試験で、ここ出てくるかもしれませんよねっていうような感じの模擬の問題っていうものが何本か載っているんですよ。

それ見ていただくと、これ確かに参考になるかもしれないなっていうふうにきっとお感じいただけると思います。
中にはですね、これそっくりそのまま問題として出てきても、本試験の問題として出てきてもおかしくないようなっていうような内容っていうのもあります。

やっぱり知識だったりとかを定着させていくときって、実際に問題を解いたりするっていうアプローチはとっても重要になってきます。
なので、時事についてね、どこで練習していけばいいんだろうというような気持ち、多くの方が持ってらっしゃると思うんですよ。

そういう場合には、新聞ダイジェストの後ろについている時事問題の模擬試験、ここにちょっとアプローチしておくだけでも、本試験での得点率が変わると思います。
あとは最新の時事用語の解説ですね。

これについても、すごく簡潔にまとめられた形で載っけてくれてますね。
どうしても『速攻の時事』以降のところ、『速攻の時事』に乗っているようなトピック以降のとこって、追っかけていくのが大変だと思うんですよね。

でも、そういうふうにまとめられた形で、新聞ダイジェストの後半みたいな形でまとめられて載っけているのであれば、パーッと目を通していくこと自体はできると思うんですよね。
で、もちろんね、一つ一つ丁寧に定義だったりとか覚えてくれとは申しません。

なんですけれども、その言葉がだいたいどういうことを意味していて、どういうものなのかっていうのを把握しておくだけでも、例えば選択肢を見たときに、これ確か違ったな、っていうのに多分役立つと思います。
ですので、ぜひその部分を読んでおいていただけたらなっていうふうに思ってます。

新聞ダイジェストと併せて

ということで、とりあえず新聞ダイジェストで目を通していただきたい、もし読むのであればっていうことであれば、社説の読み比べっていうところと、政治・経済・社会っていうところ、あとは時事問題、模擬試験と、あとは最新時事用語の解説。
こういったところをね、ちょっと見ていただければなというふうに思ってます。

ただしですね、これらの内容を踏まえながら、最後にちょっと私のほうからアドバイスを申し上げたいと思います。
何かと申しますと、ぜひですね、新聞ダイジェストと併せて、Gravity、そして奥田先生のTwitterですね。

これらをフォローしておくことを強く推奨いたします。
どういうことかと申しますとね、今申し上げた社説だったりとか、政治・経済・社会、そして時事問題の模擬試験、あとは最新時事用語の解説ですよね。

これって今聞いただけだとそんなに量多くないって感じるかもしれないんですけど、実際に新聞ダイジェストを読んでみると、これだけであったとしても、それなりのボリュームがあるんですよね。
そもそも新聞ダイジェスト自体がだいたい170ページから180ページぐらいあるんですよ。

ということは、これもし全部目を通すってことになると、それだけで『速攻の時事』1冊とまではいかないですけれども、だいたいそれに比するぐらい分量があるっていうことなんですよね。
それを毎月読んでいくのってすごいしんどいじゃないですか?
でしょ?

しかもね、中には例えば政治・経済・社会の中でも、ここは多分特別区の経験者採用試験の時事では出てこないだろうなってトピックもあるんですよ。
これは奥田先生とか、あるいは私みたいなプロが見れば、ここは多分出てこないなってのわかるんですよね。

なんですけども、多分皆さん方が独学でそれを見てらっしゃるときにそれを見抜けるかっていうと、ちょっと難しいと思うんですよね。
多分難しい。

じゃあ、どうしたらいいのかっていう話になりますよね。
そのときには、例えばGravity本体だったりとか、奥田先生も時事問題についてのつぶやきだったりとかをなされてるじゃないですか、Twitterでね。

ということはですよ、Gravityと奥田先生がつぶやいてる内容っていうことは、それは試験で出てくるよ。
試験でこれ重要そうですよっていう内容だけをつぶやいているので、多分それは本試験で出てくる可能性が高いんですよ。

でもどうしてもTwitterって140文字までしかつぶやけないじゃないですか。
でしょ。

もっと詳しく知りたいと思ったときに、じゃあ、Gravityと奥田先生がつぶやいているような内容について、例えば新聞ダイジェストを振り返って、その部分だけ読んでおく。
そこだけはガチガチに読んでおくとか、そういうようなアプローチが取れると思うんですよ。

つまり新聞ダイジェストは分量がとっても多いし、場合によっては、ちょっとそこは出てこないよねっていうような項目もあるので、その前段階として、Gravityと奥田先生のTwitterを見ておけば、そこが重要なんだ、じゃ、その部分について、新聞ダイジェストをもう1回きちんと見ておこう、というふうに多段階のアプローチを取っていくことができますよね。
大事なところのアタリをつけるとでも申しましょうか。

そういうこともできるようになってくるので、ぜひ新聞ダイジェスト、そして『速攻の時事』、これらに目を通しておくっていうことは重要かもしれませんが、併せて、どこが大事なのかなというアタリをつけるという意味で、Gravityと奥田先生のTwitterをフォローして、それを追っかけておくとさらにいいんじゃないかなというふうに思いますね。
で、時事問題についてはね、新聞ダイジェストはもちろん大事なんですけれども、全員がギチギチに読み込まなきゃいけないっていうふうには必ずしも思いませんけれども、経験者採用試験において、時事がとっても重要なのは事実でありますので、ちょっと不安でどうしていいかわからないっていう方はね、今回のお話を参考に対策を頑張っていただきたいなというふうに思ってます。

それではまた次回のお悩み相談でお会いしましょう。
ありがとうございました。

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この記事の筆者
筒井夢人

【最多合格】のGravity┃社会人採用専門予備校Gravity講師┃元TAC講師┃元公務員┃特別区経験者採用(15位合格・新宿区内定)他多数の合格経験┃このサイトでは特別区経験者採用の対策について発信しています。

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